里山ステージ

イメージをカタチにするお手伝い。

素敵になれるお手伝い。

 

すっきりさせてブルーベリー園が見えるようにしよう。

伸びすぎた桑の木を切ったら

道路から見たときいいかもしれないね。

そういったちょっとした目線

そういったちょっとした一言で

じゃあ、草刈りしちゃおうか!

やってみよう!が発動します。

 

f:id:ichigetsusansyu:20180624053251j:plain

刈り進めています。

下草も蔓も覆いかぶさっていたものを刈り取って

木の枝を切れるようにしていきます。

床屋さんみたいにぶいーん、カットカット!

f:id:ichigetsusansyu:20180624053607j:plain

これが桑の木です。

桑の木は成長が早く、一昔前は養蚕に使われていました。

蚕が繭になるのですが

蚕が吐く糸が絹糸になり

糸を紡いで織ると布になり

着物となりました。

桑はお蚕さんのごはんとして養蚕をする家庭では

桑の栽培もしていました。

 

お針箱の材料としても使われていたりします。

幹は柔らかく、刈り払い機でもやり方と幹の太さによっては

切れました。

一時間も集中して取り組んでいると

かなりの運動量です。

最近ではデスクワークの比重が多いので息切れしてきます。

 

『もうお昼だから休憩しよーう。』

の一声でランチタイムになりました。

ふーう。いい汗かいた。

f:id:ichigetsusansyu:20180624060848j:plain

みんなで小さな座卓を囲んで

青空食堂でのランチタイムです。嬉しいな。

男の賄いを用意してくださいました。繊細かつ豪快です。

畑で採れた玉ねぎ入りの味噌汁に

直売所で買ってきた地粉のゆで麺を水で洗った

し〇だやさんの流水麺みたいなおひるごはんです。

んー。おいしー。

埼玉県民にとってうどんはソウルフードです。

法事のあとや会合の際には

うどんが持たされたのを思い出します。

身体にいいことしたあとの

身体にいいものが沁みわたります。

ザ・アウトドア

里山満喫です。

 

長い休憩を挟んでからの作業です。

どんどん仕上げて行きます。

f:id:ichigetsusansyu:20180624063702j:plain

f:id:ichigetsusansyu:20180624063805j:plain

f:id:ichigetsusansyu:20180624063845j:plain

小道の向こうにお茶の垣根があります。

垣根の向こう側にあるのがブルーベリー園です。

手前の藪を取り払って

丘の上のブルーベリー園が見えてきました。

 

こちらで

・ブルーベリー摘み体験

・ちごさわ探検隊による里山さんぽ

・木蔭のゆらゆらハンモック

をご用意して

里山を半日でまるごと味わえる楽しめるイベント

『あそびにこない?』を7月28日土曜日に行います。

 

参加費あります。

出張カフェのワンドリンク付きです。

三人でのコラボ運営企画です。

予約先着30名とさせていただきます。

f:id:ichigetsusansyu:20180624065439j:plain

 

『あそびにこない?』

ラッパのような

鈴なりのブルーベリーからの囁きも聴こえてきます。

 

 

興味を持たれた方はまずはお問い合わせください。

詳細をお知らせできます。

 

ichigetsusansyu.bluep@gmail.com

 

あそびにくるまでには

まだまだ進化していくとおもいます。

すっきりさせたら

更にいろんなアイデアが飛び出してきました。

進化の過程もお楽しみに。

 

筆 一月三舟

 

 

 

 

 

 

 

 

八百比丘尼

おはなしをしていたなかで突然脈絡もなく

八百比丘尼って知ってる?』

と聞かれました。

 

ふいになにか気になる言葉がでてきたとき

ピーンと琴線に触れ

知りたくなります。

分かりたくなります。

あとから意味が繋がってくることが多いです。

どこかの誰かが

自分になにかを伝えようとしている。

真剣に聴きます。

気になることは調べます。

諸説・伝説・伝承がありました。

 

他所から来たひと(異国の人)からもてなしを受けることになったが、ご馳走とは上半身が人で下半身は魚といった人魚のようなものから作られた料理だった。気味悪がって箸をつけずにいたが、

16歳~18歳くらいだった娘がつまみ食いした。

それは美味なるものだったらしいが、食べたその時から

歳恰好は娘のまま800歳まで生きたというのが大筋の話です。

 

昨日の旅は

哀しみの旅でした。

とても素敵な笑顔で話している方々でしたが、

兄弟の中でとうとうじぶんだけになってしまった。

亡くなったお父さんが

『おい。起きろ。』

と夢枕に立ち、目覚まし時計のように起こしてくれる。

近所のひとがまだ若いのに亡くなってしまった。

と憂いと涙をにじませていました。

 

ひとときではありますが

見知らぬ自分に話しをして

充満する悲しい気持ちが少しは減って

空いた隙間に明るい気持ちが入っていってくれたら

たとえ気休めでも明るい兆しがみえてきたらいいなと

願っています。

 

八百比丘尼

不老不死となり、

親も夫も兄弟も年老いていっても、

亡くなっても

なお娘の姿のまま歳を取りません。

 

哀しみが果てしなく続き、孤独を繰り返す中

諸国を廻る巡礼の旅に出ます。

旅先で出逢う方々を癒し、腕の中で看取る。

800歳のころ、ようやく故郷の若狭に戻り

諸国を巡る旅に出る前と変わらずある、

海の青さを見て洞窟に入りました。

生きてるのか亡くなったのかは分かりません。

大地の胎内のなかでゆっくり休みたかったのかも

癒すことで癒されたのかも

籠ったまま静かに見守っているのかも

分かりません。

 

伝説のお話しです。

 

あちこちを巡り

いくつもの人生を聴かせていただいています。

古道具からも歴史のなにかが見えてきます。

バックボーンでしょうか。

あなたの頭の中の絡まった紐を解くことも楽し。

歴史を紐解くもまた楽し。

 

八百比丘尼 美しくも悲しい 哀しくもたくさんの人と出逢い、

幸せを看取り幸せを感じたひと。

 

 

筆 一月三舟

 

 

 

 

天然素材のバッグから感じた行商の役割

なかなかの人懐こい笑顔に癒されています。

人を怖がっている反面

人が好きです。

 

昔から自生している草を編み

ゆがいたり乾燥させたり

縄をなったり

してバッグを創っている方に出逢いました。

 

福島の南会津と云われる三島地方では

里山ならではの自然素材を使った編み組み細工が

伝統工芸品として今も愛され創られています。

昔のものは背中に背負ったり、腰にぶら下げて

おもに山菜採りや野菜の収穫など

生きるための生活の中にあったのでしょうね

と思われる形状をしています。

今では天然素材のお洒落なタウンバッグとして

街中や普段のファッションに合うようにデザインされています。

そのことは

この仕事につき、各地をまわるようになって

知りました。

 

そして福島のものだとばかり思っていた

信じ込んでいた編み組みバッグを

栃木の里山で創られている方に出逢いました。

吃驚して

『わあ、すごい!』

『ちょっと写真とっていいですか?』

『ちょっと触っていいですか?』

『ちょっと上がっていいですか?』

『これは買っていかなくちゃですね!』

『これはどうかな?』

『こっちもいいな』

『すごい』

『うそでしょう?』(嘘ではありません。現実です。たぶん認め、認識するのに時間がかかり回路がおかしくなって、現実逃避した言葉です。)

 

なんて普段はひとの話をよく聴いてますが

矢継ぎ早に自分のことばかり・・

 

静かなる作家さんは

びっくりあたふた質問している

自分を横目に

静かになにかをとりだしたのでした。

 

これまた『えー?なにこの冊子?作ったの?この名刺すごい!』

とこれまた『なに?なに?なに?』の連続で

すっかり興奮マックスの状態でした。

 

一個のバッグを編み上げるのに約一か月弱くらい

かかるそうです。

その前に草をとったり、茹でたり、乾燥させたり

縄にしたりの準備もあるでしょうから

かなりの手間と時間がかかります。

芯棒強いこころがいりますね。

 

この仕事が面白いところは

普段の生活では知り得なかったかもしれない

逢えなかったかもしれない

人やモノに出逢えることです。

 

昔の人は行商さんからあちこちの情報を聴いたのだなあ

といまさらながら思います。

あそこの地ではこういったものが流行っているよとか

あそこは○○で栄えているよとか

物々交換と

情報交換と

社交の場がやってくる。

 

栃木の地では

よく昔は行商さんが来たんだよ。

とか、

最近では珍しいね。

と云われます。

そして

たまにはお茶しにきてね。

また寄ってね。

とも云われます。

温かく迎えてくださるのでこちらもほっこりします。

(じいちゃんの生まれ育った地なので気が合うのかもしれないなと

おもいつつ・・)

また会いにいきます。

 

筆 一月三舟

 

 

 

 

飛ぶ駒

地域全体がおおきなあそび場に

楽しめるプレイスポットが

星のように点在する場所になってきました。

 

じんわり熱いこころをうちに秘めてきた方々が

集まってきています。

いろいろな表現の仕方があります。

モノつくりは表現の仕方として

見えやすいし分かりやすいですね。

 

創りたくなってきちゃうんですよね。きっと。

表現したくなっちゃうんでしょうね。きっと。

こころが騒ぎだしてくるんでしょうね。

 

ゆらゆら硝子の素敵な建具をはめ込んだ

大正時代の建物を魅せていただきました。

 

今日もいい出逢いといちにちを過ごすためいってきます。

 

筆 一月三舟

 

 

 

どこからとりかかっても

いい。

 

 

 

数寄

気付くのは

そう遠くない。

 

分かるようになる。

 

いつも同じことの繰り返し

の本当のいみ。

 

それがしあわせ

それ以上望むなら

 

いつもとはちがう選択をしてみるのもいい。

 

ということで

幅を広げようとしている方々に多く出逢うようになりました。

いいなと思える古道具の数々ですが

そのままで魅力を発揮できる優れた銘品もあり

施す

くっつける

直す

足す

磨く

そぎ落とす

剥がす

作業をして現代の求める魅力を発揮できるモノもあります。

 

そういう目を持つクラフト作家さんや

フィールドワークを好んでする方

には古道具も選択の一部となります。

 

昨日、気になるワード『へうげもん』に出逢いました。

歴史上に実在した古田織部さんは自由な気風を好み 

千利休が大成させた茶道を継承しつつ

茶器製作・建築・庭園作庭などにわたって

織部好み」と呼ばれる一大流行を

安土桃山時代にもたらしたとされています。

 

千利休が全国区のメジャーシーンだとすれば

古田織部さんはサブカルチャーでしょうか。

(最近知ったのでそう感じるのかもしれません。)

 

数奇者(すきもの)と呼ばれ

『数奇』は『好き』に通じています。

数寄のための茶室は数寄屋造りと呼ばれる建築物になり、

おもに茶道具のコレクションをされる方は

『近代数寄者』と呼ばれるようです。

 

また半面

室町時代、「好き(数寄)」は身を滅ぼす怖いものと恐れられつつ、「好き(数寄)」をする者を周囲はうらやみ、江戸時代になると、その「好き(数寄)」という心は「道楽」という言い方になり、戒められたそうです。

 

確かにこの一文に

思い当たること感じることあります。

 

どれを選んでも全うです。

今見ると、道楽とは道が楽しそうでいいですね。

 

古い建物もすきなんです。美術的建造物も数寄なんです。

無機質より有機質が好きなんです。

サブカルチャーすきです。

ぐるぐるまわることもしますが

半歩でもちがう場所を知り地図を広げることが嬉しいんです。

 

筆 一月三舟

 

 

 

 

 

へうげもんである

古田織部さんもその時々に悩んだようです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぶらり代官山

代官山と聴いただけでクールで個性的でおしゃれな街を想像してしまいます。

昨日、もうかれこれ十数年ぶりに代官山を訪れました。

 

久しぶりに降り立つ駅舎の外は

ずいぶん様変わりしていました。

記憶も曖昧ですのでどこがどう変わったのか

うまくは説明できません。

ひとつ言えるとすれば空気感が違います。

 

自分がおとなになったのか・・

代官山にも何かの波がきて

幼いかわいいポップな雰囲気のお店が増えたのか・・

とノスタルジックに深けつつオーガニックのアイス片手に

ちょっとぶらりと探検して待ち合わせの時間を楽しみました。

 

 

おしゃれ感漂うその街は

ファッション界のイベントに似合う場所でした。

 

今回ご縁があり

ファッションブランドの新作発表会場へ足を運びました。

会場は中庭を取り囲むようにショップがコの字型に配置され、

都会の中にいることを忘れてしまいそうな雰囲気です。

緑の植物を効果的に使い、

木の椅子・テーブル・エジソンライト・鉄錆など

温かみを添える脇役たちを揃えています。

周りの雰囲気をシャットアウトできている空間ですので

ここは鎌倉?ここは軽井沢

と錯覚してしまいます。

照明が明るすぎず

中庭にはほぼライトがなかったように感じます。

ショップからの光くらいの陰影が

さらに木蔭感を出していたのかもしれません。

陰影効果も素敵な演出できますね。

 

先述のポップ感を感じたのは駅近くのショップでした。

ガラス張りの店内から溢れんばかりの

明るい照明がそう感じさせたのかも・・と

今分かりました。照明も印象を左右する大事なアイテムですね。

 

温かみとクールって絶妙なバランスで合うと思います。

さすが都会の建造物は

コンセプトに沿って創られているななんて感心したり

眺めたりして空間を楽しみました。

 

 

 

肝心の新作は

シンプルながらちょっとしたこだわりや繊細なディテールに重きをおいたクールなデザインが定評のあるブランドですので

素敵なデザインがたくさんありました。

長く使える飽きのこない

しっかりと創られたモノが多くあります。

 

実はデザイナーさんに気楽にお会いできる、おはなしできるチャンスかもーなんてお気楽に考えていたのですが

来場者さんもお洒落なのでどなたもデザイナーさんに見えてきて

く・区別つかない・・

み・見分けられない・・

状況でした。

 

お逢いしておはなししたかったです。

古布の魅力をお伝えしたかったのです。

 

最近では古布か古布様のデザインを取り入れたファッションも

人気のようです。

個人で創って楽しむ方はもちろんたくさんいます。

デニムや学生服の生産が盛んだった

岡山あたりでは、その技術から一歩進んだ

個性的でありつつ

これなら手持ちの素材と合わせられるなと思える

独自のデザインを発表しています。

 

昨年かおととし冬あたりに見かけた

さらに違うブランドでは

クールなブランドのようでしたが

藍染を継ぎ接ぎした半纏といっても過言ではない

ジャケットをみました。

 

皮ジャンと皮パンツ

もかっこいいですが

皮ジャンとフリルの

かっこかわいいみたいな感覚で

ギャップを楽しむのもありですね。

 

海外でも古布の着物が人気あると聴いています。

ジャパニーズいい国ですね。

いいモノがたくさん残されています。

あとは使い方と活かし方です。

 

いまを生かして未来へ繋がっていく・・

面白いことです。

つぎはぜひ布に限らず

例えば!里山でのショーとか

(ちなみに比企地域では自分の子供のころから

アクションヒーローモノの撮影がよく来ていました。)

川原も冠水橋もありますよ。

冠水橋ランウェイも面白いかもですね。

コラボできたらもっともっとおもしろいこと出来そうです。

なんでかって言ったら

都心から一時間くらいで来れる立地に

楽しめる創りだせる場所があるんだもん!

とまたまたお気楽に空想のツバサを広げて考えています。

 

筆 一月三舟

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

笑顔が生まれる場所へ

入れ替わり立ち代わり

素敵なモノ・コト舞い込んできます。

役立つかどうかもいいですが

好き・かわいい・素敵・面白い・楽しい

で選んでもいいのかなと思います。

 

心地いい空間を求める方もお届けする方も増えてきています。

あなたの笑顔にお逢いしたいです。

 

筆 一月三舟