コロッケの味

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ファミリーが多いと家で手作りしたほうが

材料費+お母さんの手間(時間)で済みます。

 

ジャガイモのとれるシーズンになると

実家やらご近所やらからたくさん頂き

なんにしようかなぁ

と頭の中の少ないレパートリーから検索し

作っていました。

 

なるべく安価で栄養も摂れるもの・・

食べ応えもありボリュームあるように・・

料理の効率・時短

なんてことを常に考えていました。

コロッケは

良く作りましたね。

 

あるときの食卓に

ころっけ登場しました。

 

子『このコロッケはあんまりすきじゃない・・』

 『おかあさんがつくるいつもの

  フツーのコロッケのほうがすき』

私『ん?』(ターニングポイント)

 

その日はおからとツナのコロッケでした。

そしてフツーのコロッケといったものを

ほとんど作ったことが有りませんでした。

 

おそるおそる

私『なにが入ってるの?』

子『ほらあれだよ~』

 『ん~とね』

 『・・きゅうりが入ってるの!』

 

ずっこけました。

 

そのころ大皿にたくさん作って勢ぞろいして

各自のお皿に取り分ける方式で食していました。

ポテトサラダやマカロニサラダも

たくさん作るので

次の日のおまけな楽しみとして

残ったサラダに

じゃがいもマッシュをプラスし

コロッケに作り変えていました。

 

それがいちばん好きだったなんて。

たしかに

好きな味のたべものが

好きな料理になったら

もっと好きかも・・

そしてそれがフツーのコロッケだと信じていた子・・

 

そのままで成長してもらうのも

悪くないなぁと思いつつも

 

フツーのコロッケとこういうものですよ

とその場は言葉で教えました。

 

後日、挽肉・玉ねぎ・バターといったふつうの素材の

コロッケを作り味や食感でも

フツーのコロッケとはこれですよ

と教えました。

 

あのまま知らずに成長していたら

大人になって居酒屋でコロッケを頼み

『なんできゅうり入ってないんだよー』

ってなっていたら面白かったかもしれません。

 

昔話から

違う未来があったとしたらのおはなしでした。

 

筆 一月三舟