自動鉋が直ったので何かがつくれるようになりました

道具を直す

ことも多い世界です。

 

信州の山あいで木工細工を作るのが趣味の元大工さん宅。

自動鉋がほしいなと頭の中にあったころ

たまたま人にも機械にも出逢うことが出来、交渉しました。

値段交渉の末『いいよ~』と譲っていただきました。

 

 

古材の床を張るため

厚みを揃える鉋が欲しかったのです。

 

結果様々な事情があり

古材だけは用意して

床はプロの方に頼むことにしました。

今ではプロの技術でレベルの調整の済んだ水平で快適な

床が自分たちを支えてくれています。

 

自動鉋は肝心の厚みを調整する部分が調子悪くなり

無理をすると壊れてしまう可能性が高かったため

しばらく雨風はしのぎつつ自然の中で放っておきました。

 

修理しなくちゃね。

なんて言葉を交わしつつ頭にいれつつ

日々を過ごしていたところ

機械に詳しい方と

(とは知らずに、これ直せる?とひょいと聞いたのでした)

一緒に

ここでひっかかるとかゴミがたまってるんじゃない?とか

横に倒してどうなっているか見てみようとか

CRCで滑らかにしようとか

コンプレッサーもってこようとか

トンカチあるかなとかドライバーもってきてとか

なんだかんだ、あーだこーだと試してみて

調整レバーが上下に動くようになりました。

 

スイッチもいれてみて

OK!動くね。やったね!

となりました。

 

木の削りかすのつまりや

滑らかに滑るはずの部分がかさかさになっていたり

歪みといった少しづつ溜まっていたダメージを直しました。

モーターなどの機械そのものが

大きなダメージをうけてなくてよかったです。

 

道具があると便利です。

人の補助をしてくれます。

作品をつくれるスピードもあがります。

ああよかった。

これで仕事が捗るね。

 

一緒に直してくれた方も

ここで一緒になにか作れるね。作業できるね。

となりました。

 

毎日がすったもんだ。馬鹿げたことを一生懸命成し遂げよう

としています。

時間がとられての自分たちでの修理、

修理できたからこその作業時間の短縮、

捗ってるんだか捗っていないんだか?

 

直せたのは嬉しい事です。

何かをもっと作れるようになったのも嬉しい事です。

三人で協力しあえたのも笑顔になりました。

 

これは

自動鉋があったらいいなと思い始めて

1・2年くらいはかかったエピソードです。

ですから構想してから時間はかかっています。

早く進めて行きたい方にはお勧めできないかな。

偶然を待ち続けてもなかなか掴めないかなと思われます。

 

進めて行くうえでよかったのは

焦らないことと

言ってみることと

考えを曲げてもいいことと

手伝うこと

 

何かを言った時

『うん。いいよ!』

がたくさん集まってきたからかもと考えます。

 

まずは一件落着~ですね。

次に頭を描いている模様は・・

木を

パズルのpieceのように敷き詰めていきたいことです。

 

筆 一月三舟