おめでとうの日

一歳のお誕生会へお呼ばれしました。

こどもがすくすくと成長したひとつの節目として

そしてこれからもすくすくと育っていってほしいとの

未来への願いから一升餅を背負わせます。

 

歩き始めるかどうかの時期です。

諸説、枝葉はありますが

一生たべものに困らないようにとの験(縁起)担ぎで

一升の餅を背負わせて歩かせるというのが本筋のようです。

 

食の分野では

ハレの日・ケの日といった文化があります。

ケの日は普段の日、日常です。

ハレの日はお正月やお祝いごと・お祭りなど人が集まる

今でいうイベント的な行事・特別な日・人寄せの日です。

お餅をついて振る舞う、甘いモノを振る舞うなど

日常の食生活からちょっと贅沢においしいモノで

おもてなしをしました。

 

現代では

日常的に手軽に買い求められる

世界各地のおいしいものが溢れています。

 

つやぴかの炊き立てごはんに

こんもり立った新鮮たまごをのせて

このみのお醤油をたらりと垂らしての

たまごかけごはん。

 

以前は質素だったごはん(スローフード)が

高級で贅沢なごはんへと

逆転化現象も見られなんだか不思議で面白いですね。

 

 

選択の幅が増えたことは

自由にえらんでいいことです。

自由にしていいことは

自分で考えて行動できること

そのうち翼でも生えてくるのではないかという気がします。

 

あぶなかったらすり抜けられる翼

急降下も急上昇も思いのまま

穏やかな日は翼をばたつかせず悠々と遠いところまで行ける翼

 

おとなの目にはみえないけれど

ついているような気がします。

 

 

筆 一月三舟