穴があいていたって擦れていたって素敵にする方法

古い家具や古い漆器には疵があること多いです。

調度品です。

いくら大事に扱っていても使えば疵は付きます。

そして大事にすればこそ仕舞ったり手直ししたり

始末があります。

 

何回でも着ては洗濯し

破けたり裂けたり穴があいたりしてはハギレで布を当てて

といった藍染や絣の木綿地で創られた襤褸(洋風に言うとパッチワーク)

をよく目にするようになりました。

 

一枚では破れたり穴があいたりして薄くなり

くたびれたぼろぼろの布っきれです。

ですが手触りが柔らかく昔の方が愛着を感じたことを

今でもその肌触りから感じることできます。

その一枚一枚の魅力を見出した方々が、何枚も組み合わせて

一枚のアートへ仕立てます。

 

頭で出来上がりを構築し、イメージを描いて

手仕事によるアートへ昇華させたときの圧巻さるたや

見るモノをビリビリと痺れさせます。

 

個々の魅力を引き出せる人が増えています。

(統計はわかりません。個人の感想です。)

 

この世界に無駄なことはありません。

価値は自分の目と手によって創られます。

ヒントもたくさん転がっています。

 

宝塚に所属し慰問先で救急医療に感銘を受けた方がいました。

宝塚といえばトップにあがるまでの階段を

小さなころから目指しています。

努力と厳しい規律を守ったり

宝塚の一本道を歩くため、

世間の一般知識・一般常識は捨てる部分もあるようです。

 

医師を目指したい

と強く感じたその方は、まずは5分机の前に座る

まずは教科書を5分読む

と自分ができそうなところから始めたそうです。

できることに慣れたら

もう5分時間を長く机の前に座る

もう5分長く教科書を読む

とできることをすこしづつ増やしていったそうです。

 

感銘を受けたこと覚えています。

成りたい目標に向かっていまできることをしてみる。

それがつながると

未来を自分の描いたイメージに近づかせることできるのだなあ

と感じます。

 

昨日は予定が変わりできなかったことあります。

時間はまだまだ大丈夫あります。

今日しましょう。一日か二日でできます。

 

筆 一月三舟