数寄

気付くのは

そう遠くない。

 

分かるようになる。

 

いつも同じことの繰り返し

の本当のいみ。

 

それがしあわせ

それ以上望むなら

 

いつもとはちがう選択をしてみるのもいい。

 

ということで

幅を広げようとしている方々に多く出逢うようになりました。

いいなと思える古道具の数々ですが

そのままで魅力を発揮できる優れた銘品もあり

施す

くっつける

直す

足す

磨く

そぎ落とす

剥がす

作業をして現代の求める魅力を発揮できるモノもあります。

 

そういう目を持つクラフト作家さんや

フィールドワークを好んでする方

には古道具も選択の一部となります。

 

昨日、気になるワード『へうげもん』に出逢いました。

歴史上に実在した古田織部さんは自由な気風を好み 

千利休が大成させた茶道を継承しつつ

茶器製作・建築・庭園作庭などにわたって

織部好み」と呼ばれる一大流行を

安土桃山時代にもたらしたとされています。

 

千利休が全国区のメジャーシーンだとすれば

古田織部さんはサブカルチャーでしょうか。

(最近知ったのでそう感じるのかもしれません。)

 

数奇者(すきもの)と呼ばれ

『数奇』は『好き』に通じています。

数寄のための茶室は数寄屋造りと呼ばれる建築物になり、

おもに茶道具のコレクションをされる方は

『近代数寄者』と呼ばれるようです。

 

また半面

室町時代、「好き(数寄)」は身を滅ぼす怖いものと恐れられつつ、「好き(数寄)」をする者を周囲はうらやみ、江戸時代になると、その「好き(数寄)」という心は「道楽」という言い方になり、戒められたそうです。

 

確かにこの一文に

思い当たること感じることあります。

 

どれを選んでも全うです。

今見ると、道楽とは道が楽しそうでいいですね。

 

古い建物もすきなんです。美術的建造物も数寄なんです。

無機質より有機質が好きなんです。

サブカルチャーすきです。

ぐるぐるまわることもしますが

半歩でもちがう場所を知り地図を広げることが嬉しいんです。

 

筆 一月三舟

 

 

 

 

 

へうげもんである

古田織部さんもその時々に悩んだようです。