惹きこまれる魅力

どうしても

幕末・明治大正頃の文化に惹かれていきます。

 

今、自分のしていることは古道具屋さんですが

まだアンティークが趣味の範囲ですきだったというだけのころ

『どういうのがいいの?』

と聴かれたときに

『明治大正ころのモダンな雰囲気』

と漠然と答えていました。

 

色硝子やフリルの硝子。市松模様

銘仙や袴にブーツ

写真という箱型の機械で自分を映しだすものへの

恐怖と新鮮さと喜びと発見。

 

江戸時代に質素な着物・質素な色あいと

庶民は制限されていたと言われています。

そのころからの

パリの万国博覧会への出品や

輸出で外国向け外国受けのラベルデザインを考えて創られた時代

文化の交流が世界レベルで花開いた時期

文筆家も異国文化を戸惑いながらも受け入れ消化し

自作に生かした時代

といったイメージが自分の中に根強く

インプットされているようです。

 

宇野千代さんの自伝小説がテレビドラマ化されていたのを

よく見ていた、

はいからさんが通る

よく見ていた、

からかもしれません。

影響を受けているのかもしれません。

 

それにしても

自由にしていいんだと分かった時に

今までの質素倹約・着物にちょんまげ

といった常識フィールドからの

大きなバックグランド・バックヤードまだ見ぬ世界が

現れたときの驚嘆は

ヒントやインスピレーションに変換し

さぞかし脳に与えられるたくさんの可能性や

夢を与えられたことと考えられます。

 

素敵だな

モダニズム

ジャポニズム

 

筆 一月三舟