苗を買って育てるのもひとつの方法

 

昨日

ちいさな実行がちいさな幸せの実をつけていました。

 

何年前のことだったでしょうか。

苗や種を売っている商店が市内にあります。

そのお店の軒先近くの庭先で

まるでスピンドル

天空にまっすぐそびえたつ一本の芯棒

ふっさふっさな大きな葉がまるで

宇宙からのなにかをキャッチしようとしているかのよう・・

お日様の光とパワーをほしがって空に向けて

葉を広げている植物の苗、

大きな葉に守られ、しっかりと芯棒にしがみつき

ぐるりたわわになった小さな緑の球体に

目が釘付けになり、こころ奪われました。

 

今年の秋

これから植える時期をむかえるというその苗にまた出逢い

今度こそじっくり取り組めると思い、育てることにしました。

店の庭先に土づくりをしておいた一角があります。

初秋に食べた蟹の甲羅なんかも混ぜてあります。

いつでも受け入れOKにしておいたのです。

植え替えました。

じんわりと効いてくるように、

土と苗の栄養となる肥料もほどこしておきました。

あとは自然にお任せです。

苗がしっかりしていました。

栄養とお日様の力を吸収する力がある!

きっと大丈夫と信じていました。

 

すくすく大きくなり

ん~実はいつなるんだろう?

おおきくなっただけかなあ?

とはじめてのことですので

ちょっとしたこころのさざ波はありました。

ほかのことをして気を紛らわせて

ときどき

元気にしているかな?と気にかけることにしました。

 

わあ。たくさんなっている。

芽キャベツのベビーたちの誕生です。

やったあ。

とおもわず小躍りと鼻歌がこぼれてしまいそうな

嬉しい出来事。ささやかな幸せの発見となりました。

 

よしよし

がんばったなあ。

環境を変えられても

雨風に耐えてここまでおおきくなったなあ。

 

お試しの一歩ができたので

種から育てられるかなとか

たくさんの株を育てることにチャレンジしようと

未来を思い描くのでした。

 

筆 一月三舟