絵の持つ世界観と

支えると

応援する

 

があってよかったなと思います。すこし安心しました。

 

ひとは一人で生きてるように見えて

実はたくさんの細いパイプ・中くらいのパイプ・太いパイプ・

デコボコパイプ・まっさらさらパイプ・クランクパイプ・

ストレートパイプ・U字パイプ、

さまざまあって繋がっています。

 

循環させたいですね。

 

井上直久さんという画家がいます。

ジブリ映画『耳をすませば』で素敵で幻想的な世界を

紡いでいます。

 

インタビューに答える機会も多いと思われる彼の受け答えも

見る絵そのままの世界観を醸し出しています。

宮沢賢治岩手県イーハトーブだと云えば

イーハトーブになる。といったくだりがあります。

(詳細略)それでイバラードという世界観ができたそうです。

 

名前のついた一言で説明できるもの、例えば電車とか

ごくふつうにごく当たり前に見慣れたものでも

電車という言葉を使わずに

異世界のひとに説明しようと表現しようとすると

すごく幻想的になると仰っています。

 

ふらっと立ち寄ったギャラリースペースで

はじめてその絵を見たとき

しばらく立ち止まり世界観に吸い込まれていきました。

 

多層海が描かれた絵の前でじっとしている自分に

ギャラリーの方が話しかけてきました。

ジブリ作品に参加、活躍している画家の方ですよ』

とそのときはじめて知りました。

『どちらの絵が気になりますか』

とか

『その絵は、浮かんでいる家に

少女が帰ろうとしているところです』

『あらそうなんですか?

浮かんでいる家から少女の立っている島が離れていくところかと思いました。家に帰るところならよかった。』

と、

いろいろ楽しくお話をしていくうちに

『絵画はその時、その絵を観る人のこころで違って見えてくるんですよ。』

とも言っていました。

 

そのときは

ただ癒されたい

ふっと和みたい

息を抜きたい

と感じていたと記憶しています。

 

これから頑張って

この素敵な絵画を買いにこれるようなひとになります!

とも言ってしまったことを思い出しました。

 

今、見ても素敵な世界の数々です。

あのときおもった初心よ、童心よ、

またふたたび魂に火を灯して歩くこととしましょう。

 

筆 一月三舟