入れ子の能力

今日なんとなく気になったあのひとに

連絡とってみよう。

あの人とあの人を逢わせてみたい。

面白いことになりそう。

 

そうして過ごす日々・・

もいいものです。

 

ハタ師という言葉を聴きました。

膨大な知識と目利き、膨大な資料と時の流れを入れ子のようにストックさせて頭に入れておくのでしょうか。素晴らしい能力ですね。

(ちなみに、切り溜めやマトリョーシカはけっこう好きです。)

 

埃を被っていても

ダメージをもっていても

影に隠れていてもいいモノはいいと感じます。

いいモノは埃を落して

ダメージを労わり

ちょっぴりあかりを灯せばまた新しい見方で息を吹き返します。

できるかできないか。

やってみたらいつの日か、いくつかはわかってくるのでしょうね。

 

筆 一月三舟

育む種

だいぶ

つながりが見えてきました。

 

子供がいます。

お世話になった幼稚園は『自由保育』を謡っているところでした。

『自由保育』というと

ただ遊ばせているだけ?

野放し?

お勉強しないの?

お遊戯しないの?

お絵かき・工作しないの?

という声が聴こえて来そうですが

『します!』しますが強制ではない

したいからさせる。

もともと幼児は遊びの中から学ぶ

ということと

発達・興味・成長がバラバラで、特に三歳児などは一斉になにか同じことをするというはすきなことはしますがきらいなことは難しいのです。

ひとりひとりの成長具合

ひとりひとりの興味の対象を伸ばすこと

を細かくみていただいていました。

子供たちは先生をお母さんのように慕い憧れます。

あるときは逆上がりをしてみる。

あるときはポケモンの塗り絵をつくってみる。

あるときは泥団子つくりに役立つよう地面に水を撒いてみる。

発達に応じて興味の種を蒔くことも大事にしていました。

 

一斉にこれをしましょうとなれば

仕事もしやすいでしょうが、敢えて子供を中心にとらえ

成長をサポートしていただいてました。

 

運動会も印象に残っています。

かけっこがあります。頭になぜか『風車』をつけて走ります。

ゴールテープはもちろんあります。

走ってると『風車』はくるくる回ります。全力で走っているとたくさん廻ります。目に見えて嬉しいのです。もっと走りたくなります。

もっと走ってしまった子もいたような気がします。微笑ましいですね。

年齢が下の園児たちにも分かりやすくできた競技です。

 

ビックリ箱という演目もあります。

年長の園児がまるまってちいさくなると隠れるくらいの大きな厚紙に

思い思いの絵を紙いっぱいにそれぞれが描きます。

絵が見えるように外側にして園児は中に丸まって隠れています。

丸い箱ができあがります。

音と同時にぱたんと紙が倒れ、なかから園児がおおきく飛び出し

踊ります。

また紙を起こして丸まって箱になります。

それを音楽に合わせて繰り返すのです。

 

幼児の本では繰り返しの場面に遭遇します。

『三匹のこぶた』『大きな蕪』など代表的ですね。

繰り返すことによって面白さがわかるし、安心感もあります。

(幼児の絵本については、現在恵泉女子学園学長になられた大日向雅美さんの講演会の際に興味深く聴かせていただきました)

 

運動会のしめくくりは

風船を青空に飛ばすことです。

いつまでも空を見上げてカラフルな風船をちいさくなるまで目で追いかける。予測不可能な飛び方をしていても瞳は大空に向かってキラキラ輝いています。

 

大人も子供も一緒に楽しめ成長できる幼稚園だったなと

つくづく感じます。

 

今はおしまれつつも閉園されてしまいました。

ですが園長先生の想いはこころの根底に流れ

こどもたちはそれぞれパーソナルな道を歩んでいます。

 

今週はなんだか想い出を辿る旅週間な気がしてきました。(笑み)

 

筆 一月三舟

 

 

 

見守るのも愛情

愛情って

男と女だけのお話しばかりではなく

ほっこり癒されるペットや

かわいいと思わせてくれる植物だったり

お花だったり

玩具だったり

ふとした瞬間に見せる

姿・カタチ・行動にも

愛が芽生えてきますね。

 

音楽の道をともにクロスロードさせた時代を歩んだ先輩がいます。

若かりし時代・・

その頃はバンドブームでした。

大勢がバンドマンに憧れたのでした。

その方は今でも音楽の道と空間で生活しています。

ちいさなおこさまのピアノの先生をしているのです。

 

先日、アットホームなイベントの打ち合わせかたがた

食事をしにいらしてくださいました。

発表会をする時期にインフルエンザが流行り、

欠席された子供さんがいたということで

リベンジお楽しみ発表会

のようなカタチで貸し切りランチコンサートを企画・持ちかけていただいたのです。

こちらとしては

『はい!喜んで!』とお受けいたしました。

素敵ですよね。受けたくなります。

やむをやまれぬ事情で楽しみにしていたことができなくなった。

でももうできませんよ。一回きりですよ。また来年です。

というより、またできる場を提供できることの幸せに参加・お手伝いさせていただけるなんて・・幸せで光栄なサポートです。

 

食事をご用意しているあいだ

当店の不思議な道具の中から音のなる道具に興味を示していました。

いい意味での職業病です。厨房にまで届いた素敵な音色を聴きながら

 

『ああ、そういえば小学校のころお楽しみ会が学期ごとにあって

それが楽しみで学校へいっていたなー』

とか

『興味ある事させてくれたり・得意分野の披露の場であったりしたなー』

と想い出したのでした。

 

化石が好きな男の子

蚕の飼育を一生懸命していた子

なぞなぞ披露

お菓子作りの得意な女の子

 

で、自分はというと脚本つくりをして演劇をする

というグループでした。

今考えると拙いし無鉄砲な気がして恥ずかしいですが

子供の発想と自由な空間を与えられていたこと

自分たちの手で作り上げる会を相談しながらできたことが許された時代と場所があってよかったなと思っています。

未来を想像する先生方から愛をもらっていたのだなと感じます。

 

今の自分の根底にも流れていたと気づきました。

 

ネクスト・ステージ

次はなにに気づいてなにしましょう?

 

筆 一月三舟

 

 

 

 

 

 

一期一会について考えさせられた昨日

ーこの時間は二度と巡っては来ないたった一度きりのものだから、

 この一瞬に出逢った方との時間を大切に思い、

 今出来る最高のおもてなしをしましょうね

 

という茶道の精神からくる意味らしいと云われています。

 

近くにいても

遠くにいても

また会うかもしれない相手

でも

確実に次に会えるとは限らないのです。

 

これは深く感じます。

 

卒寿を迎えた祖母が言葉でなく背中でお手本を示してくれました。

私の発した褒めたつもりで言った言葉がいたらなく

祖母はカチンときた様子でした。

(カチンとくること自体まだまだ気が若いと思います。)

しばらく内心怒っていた様子でしたが

まあ誤解だけれどもそのままにしておこうと

そっとしていました。

帰る日が近くなった晩に

祖母のほうから若輩である孫である私に謝ってくれたのです。

私は違う土地に暮らしています。

離れ離れになってからお互い悶々とするより

祖母も器を広くしたことですっきりしますし

私もまた祖母に逢いに行こうと思えることができました。

許していただきありがとうございます。

 

久しぶりにお逢いしたあの方と

笑顔でおはなしができるといいですね。

やはり

海より深く海より大きな心で

空より高く空より広く愛情を育んでいきたいと願うのでした。

 

筆 一月三舟

 

 

 

洒落

家康公生誕の地にて

黄色のボクサーパンツをお土産にと買いました。

金運や天下泰平のご利益などを絡めた洒落として

差し上げたかった方がいたのです。

 

ですが

履いて出かけた先で天候不順やら

本来の目的であった商談もあまりはかどらず

「これのおかげで散々だったよ」

と言われました。

 

・・・

「ん?ちょっと待って!」

 

本来の目的は達成できなかったけれども

行った先で

金からの菌につながって帰ってきたのですよ。

きのこを栽培しようと閃いて

伐採された木を買ってきたのです。

 

菌は

ばい菌として汚いもののようにとらわれがちですが

いい菌もあって

パンを発酵させたり

キノコができたり

チーズやキムチ、納豆も

菌+人の手が加わることにより

おいしいものができあがります。

 

時間をかけておいしくなるものを発掘してきた。

それだけでもいい収穫です。

『モノは考えよう』

です。

木を伐採して置いていた方もタイミングが合ってよかったですね。

「切っておいてよかった。訪ねてきた人と話をしてみてよかった」

となっていると思います。

 

洒落も役立ちました。

 

筆 一月三舟

 

 

 

CAFE BLUEPIECE

 

埃にまみれても

疵があっても

本当の芯の輝きは忘れていない。

見つけてほしいと古いモノたちが目に飛び込んできます。

 

埃をぬぐって

疵を直したり

あじわいを残したり

生かし方によって輝きが増します。

 

個性ある面々が顔をだす。

なにかを創りたい方々も来ます。

探している人もふうらり立ち寄ります。

ほっと一息

日常から非日常へ癒されたい方も来ます。

 

 

そういう場所になってきたようです。

 

 

筆 一月三舟

ライフワーク

イレギュラーイベント

2月21日(水)『女性の働き方・生き方よろず相談会』が無事おわりました。

 

タイトルをみたら固そうですね。

蓋を開けた中身は

現在のライフワークバランスからの

これからのライフワークにどうつなげていけるか

未来への可能性を見つけて探っていける相談会です。

 

主に起業する方や経営にお役立ちな存在である

経営アドバイザーと

心の在り方や心の持ち方を受け止めてくれる

心理カウンセラーにお越しいただきました。

 

「起業なんておもってない」

「いまのままでいい」

と思われるかもしれません。

それでもいいのです。

そうでなくてもいいのです。

自分で行きたい方向を見つけられる人なら確信がもてますし

行きたい方向性を見失っている人なら

方向がいくつかみつかるでもいいのです。

来てみたらなにかしらのヒントが見つかったと

思っていただける会にしたかった

のは自分をふくめた4人の考えが一致していたと思います。

その道のプロならではのケースをたくさん知っているから

柔軟な対応もできます。

 

 

この企画を立ち上げたカンパニー代表は

『つなぐ』『マッチング』を大きな柱にしています。

みんなの笑顔をみたい・楽しめるイベントをと考えているようです。

 

たしかに笑顔と笑い声が聴こえる会となりました。

キラキラがあふれていたのを実感できたのではと思います。

CAFE&antiqueのお店ですので

癒しの空間を味わっていただき

ちょっとした隠し味と心の栄養になれるよう

サポートさせていただきました。

 

次回、タイミングがあいましたら興味のある方はぜひおこしください。

小さな町の片隅で

あかりを灯してお待ちしています。

 

筆 一月三舟