一期一会について考えさせられた昨日

ーこの時間は二度と巡っては来ないたった一度きりのものだから、

 この一瞬に出逢った方との時間を大切に思い、

 今出来る最高のおもてなしをしましょうね

 

という茶道の精神からくる意味らしいと云われています。

 

近くにいても

遠くにいても

また会うかもしれない相手

でも

確実に次に会えるとは限らないのです。

 

これは深く感じます。

 

卒寿を迎えた祖母が言葉でなく背中でお手本を示してくれました。

私の発した褒めたつもりで言った言葉がいたらなく

祖母はカチンときた様子でした。

(カチンとくること自体まだまだ気が若いと思います。)

しばらく内心怒っていた様子でしたが

まあ誤解だけれどもそのままにしておこうと

そっとしていました。

帰る日が近くなった晩に

祖母のほうから若輩である孫である私に謝ってくれたのです。

私は違う土地に暮らしています。

離れ離れになってからお互い悶々とするより

祖母も器を広くしたことですっきりしますし

私もまた祖母に逢いに行こうと思えることができました。

許していただきありがとうございます。

 

久しぶりにお逢いしたあの方と

笑顔でおはなしができるといいですね。

やはり

海より深く海より大きな心で

空より高く空より広く愛情を育んでいきたいと願うのでした。

 

筆 一月三舟